幸せ道

これでよしっ思える日々を目指して

2020年3月14日現在 COVIT-19 イタリアの状況まとめ

f:id:xCarpeDiem:20200311213217j:plain

3月11日夜8時半くらい 中心地には人一人いない、、、月がきれいだった

イタリアでこれほどコロナウィルスの感染が広がってしまったのか?昨年12月、今年1月は大変なことだけれど遠い中国のこと、だったけれど1月末に中国人観光客2人の要請が確認されたけれどしっかり隔離したと聞いて一安心していたのですが、、、

 

globe.asahi.com

いよいよ北イタリアが怪しくなってきてからは在ミラノ総領事館からメールで情報が届いています。(以下の小さな文字はメールから抜粋しています。)

2月27日、北イタリアで新型コロナウイルスの感染が拡大しつつある。ロンバルディア州及びヴェネト州など北イタリアの多くの州で,イベントや集会の中止,学校休校,美術館閉館等の措置が実施されており,このうちロンバルディア州においては,バール、夜間営業の店,娯楽施設の夜間営業の休止等の措置も実施。(2月26日18時現在の累積感染者数(防災庁発表)400名。うち 死亡12名,治癒した者3名)

ちょうどカルニバーレ休暇が2月26日までで、追加で27日28日休校措置となり2月24日の最終週はすべてお休みになった。私たちの住むピエモンテ州はまだ感染者3名なので3月2日からは通常通りに戻るかとまだ期待していた。

 

2月29日現在,ロンバルディア州等を中心とする北イタリアで新型コロナウイルスの感染の拡大が続く。ロンバルディア州ヴェネト州エミリア=ロマーニャ州及びリグーリア州の一部では,学校休校の措置が3月8日(日)まで,ピエモンテ州では3月3日(火)まで延長。(2月29日18時現在の累積感染者数(防災庁発表)1,128名。うち死亡29名,治癒した者50名,入院治療401名,集中治療室105名,在宅隔離543名(感染者全員が隔離措置)ピエモンテ州(州都トリノ) 11名

感染者が爆発的に増えているな、という印象。休校も微妙に延長。ピエモンテ州はまだ感染者が少ないが、遅かれ早かれだろうという胸騒ぎ。

 

3月2日、ロンバルディア州ヴェネト州及びエミリア=ロマーニャ州及びその他一部の地域では,学校休校やイベントの中止等を中心とする措置が延長。日本の外務省では,ロンバルディア州ヴェネト州及びエミリア=ロマーニャ州に対して,感染症危険情報レベル2「不要不急の渡航は止めてください」を発表。

3月1日,首相府令により以下の措置が決定
(1)ロンバルディア州及びヴェネト州の11の自治体( Codogno, Castiglione d’Adda, Casalpusterlengo,Fombio, Maleo, Somaglia, Bertonico, Terranova dei Passerini, Castelgerundo, San Fiorano,Vo’ )については,引き続きこれらの自治体への出入が禁止されるとともに,学校休校,公共交通機関の運休,労働活動の停止等の措置が実施。
(2)ロンバルディア州ヴェネト州エミリア=ロマーニャ州リグーリア州サヴォーナ県及びマルケ州ペーザロ・ウルビーノ県については,学校休校及びイベント中止等の措置が,3月8日(日)まで延長。美術館や文化施設は,集団感染を回避するために定められた一定の条件の下で,開館。
(3)ロンバルディア州ベルガモ県ローディ県クレモナ県及びエミリア=ロマーニャ州ピアチェンツァ県については,上記(2)の措置に加え,中規模・大規模の商業施設,複合商業施設内及び市場内の商店(薬局及び食料品売場を除く)は,3月7日(土)及び8日(日)は休業。
(4)ピエモンテ州での休校措置は,3月2日(火)までの予定(延長される場合は3月2日(火)に決定)

在ミラノ日本総領事館の方にはこういった情報を逐次入れてくださり本当に感謝している。

毎日午後6時にイタリア防災庁(Protezione Civile)が記者会見で発表するとともに,同庁HP( http://www.protezionecivile.gov.it/home  英語版あり)のコロナウイルス特設ページで確認することができる

という情報が特に助かった。

 

3月4日、ロンバルディア州ヴェネト州エミリア=ロマーニャ州の一部の地域で感染者の増加が継続。現地の報道によれば,感染者数が顕著に増加しているベルガモ県内の複数の自治体に対して,レッドゾーンの拡大が検討されているとの情報あり。3月3日18時現在の累積感染者数(防災庁発表)
累積感染者数は2,502人。うち入院治療1,034人,集中治療室229人,在宅隔離1,000人,治癒した者160人,死亡79人。(ピエモンテ州(州都トリノ):56人)

3月4日夕,コンテ首相はアッゾリーナ教育相と記者会見を行い,イタリア全土で3月5日~15日の間学校・大学を閉鎖することを決定したことを発表。

学校の休校が延長になった。2月29日の感染者の発表から4-5日で倍以上増えた。この日にママ友の病院の急患で看護師をしている友人と会い、彼女から私たちの街の小児科医がコロナに罹っていたことを聞いた。その小児科医は15日前に中国から来た男の子を診察したこと(高熱、激しい咳)を聞き、これはもう中国人や中国に過去数か月のうちに滞在した人だけに気を付けるレベルではない、つまり私たちのすぐ近くのだれでも罹患している恐れがある、という認識で一致しました。コロナ対策の最前線で働くことになりそうな彼女は正直言って怖い、と言っていました。実際に今彼女は病院に寝泊まりして医療活動しています。コロナ患者と接したものは15日間病院から出ない対策が取られているそうです。息子の学校のお友達のお母さんなのでほんとうに医療従事者の方たちには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 3月8日未明,イタリア政府は新たな首相令を発出し,ロンバルディア州と14の県を対象として,新型コロナウイルス感染拡大阻止の新たな対策として移動制限。3月8日11時現在,マルペンサ空港等の各空港及びミラノ中央駅運航・運行している。警察当局の説明によれば,8日午後から9日にかけて,警察当局により,通過車両に対して通過理由の確認を求める措置が開始される可能性がある。

首相令テキスト
http://www.governo.it/sites/new.governo.it/files/DPCM_20200308.pdf 
首相府HP報道発表
http://www.governo.it/it/articolo/coronavirus-firmato-il-dpcm-8-marzo-2020/14266 

対策の有効期間は,3月8日から4月3日で,対象地域は以下のとおりロンバルディア州全体と,14県(4州)。
ロンバルディア州全体
エミリア=ロマーニャ州(5県):モデナ県,パルマ県,ピアチェンツァ県,リミニ県,レッジョ・エミリア県,
ヴェネト州(3県):べネチア県,パドヴァ県トレヴィーゾ県
ピエモンテ州(5県):アレッサンドリア県アスティ県ノヴァーラ県,ヴェルヴァーノ・クシオ・オッソーラ県,ヴェルチェッリ県
マルケ州(1県):ペーザロ=ウルビーノ

この時点で山にスキーに行くことはできなくなりました。こんな状況の時になんですが、唯一のリフレッシュできる手段だったのですが、このときから少しずつ、あれもできないこれもできないと閉塞感を感じるようになりました。

 

3月9日夜,イタリア政府は新たな首相令を定め,移動制限,学校の一時閉鎖,レストラン・バールの夜間営業停止等の措置を10日朝からイタリア全土に適用することを決定。移動制限については,職務上の必要性,健康上の理由,自身の住居への移動等に該当する場合,移動は許可されます。これらの措置は4月3日まで有効。今後はイタリアの警察当局により,主要な駅,空港,道路等においてコントロールが強化される可能性があり。イタリア内務省規定の自己申告フォーマットに移動の理由を含む必要事項を記入して,携行することを推奨。

この時点まではまだお店も半分以上は日中開いていました。

 

3月11日21:40からコンテ首相は記者会見を行い,新型コロナウイルス感染拡大を防止するため,全国で,12日から生活必需品の販売店,薬局,ドラッグストアを除く全ての商業及び小売り販売活動の休止を発表しました(期限は3月25日)。
食料品,生活必需品の販売店や薬局及びスーパーマーケットを除く,全ての商業及び小売り販売活動の休止を規定する。つまり,スーパーマーケットに食料品を買いに走る必要はない。しかし,店舗,茶店,パブ,レストランは,宅配サービスできる可能性を残して休業する。

対人距離1メートルの確保ができない理美容院,美容エステ店,食堂サービスは休業する。生産業及び専門性の高い業務は,可能な限りテレワークで活動を続け,従業員には休暇の取得を推奨する。

企業内の生産部門に必須でない部門は活動中止する。感染を避けるため,自社の従業員に安全ルールを守らせることができるのであれば,生産活動は継続することができる。製造会社では現状を乗り越えるための措置として,シフトの調整,休暇の前倒し,不必要な部門の閉鎖を採ることが推奨される。

公共交通機関,公益に資するサービス,銀行・郵便・金融・保険サービス,その他活動を続ける分野が正しく機能するために必要な、生活に不可欠な公共サービスは保証されている。保健衛生の規則を守る限り,農業・畜産業・農産品加工業及びこれらの業者に物品・サービスを提供する流通業の継続も保証されている。基本となる規則は変わらない。

我々の移動は,仕事上,健康上あるいは買い物といった必要な理由に制限しなければならない。期限は3月25日。

 

この日までオープンエアのテニス施設などは営業を続けていました。夫も翌日のテニスには行く予定でしたがすべてキャンセル。私は2件病院の予約があったのですが一件は病院側から、もう一件は自分でいったんキャンセルしました。

ワンコがいるので一日3回外にでますが、街は閑散としています。イタリア人はマスクはめったにしない、している人はその人が病気の人(予防としてはしない)という認識だったのですがさすがにほとんどの人がマスクしています。

 

3月12日夜,デ・ミケーリ・インフラ運輸相は,航空サービスの合理化及び新型コロナウイルスの感染拡大抑止のための政令に署名。空港の運営会社からの要請,全土における空港の地理的配置やインフラ能力,島嶼部との連携を保証する必要性を考慮して,空港のオペレーションを以下の空港に限ること。この規定は3月25日まで有効とされています。以下略

 

3月13日夜の報道では感染者数は15,000人近くだった。夫も今週は自宅からテレワークしている。このまま何とか事態が収束してくれるといいが。

個人としてできることは、怖い怖いと不必要に恐れることなく、睡眠、食事、適度な運動を心がけて耐性をつけるとともに手洗いなどの基本の衛生管理に注意するように心がけよう。