幸せ道

これでよしっ思える日々を目指して

身銭を切れ、タレブの言いたいこと2

 

身銭を切れ 「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

身銭を切れ 「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

 

 これまた「身銭」の例か?とふと思ったことが、夫と話しているときにありました。先日、実家の空き家になっている家土地の売却先が見つかったのはいいのですが、当初の売り出し価格のなんと1/5を提示されました。家の前の通路が共有ではなく隣の人の土地を使わせてもらっていた状態だったことが判明したことや、海の近くなどの悪条件でこの値段を提示されたわけです。実家の近くに住み売却の対応を実際してくれている妹によると、今回値段をつけてくれているだけでもありがたいかも、ということでした。いままで何件か買い手の方と会っていて肌身でこの物件はどうも魅力がないぞ、と感じているようなのが感じ取れました。今までの私だったら安すぎるもうちょっと粘って買い手を探そう、などと身銭を切っていない発言をしかねなかったのですが今回はタレブのおかげで冷静に考えることができました。保有するにしても全くほっておくわけにもいかないので庭の手入れや家の手入れなどのメンテは必要。いざ誰かが住みたいとなれば築40年以上の家なので耐震工事をしなくてはならない。みんな家を出てしまいこの家を欲しい人がいない。という理由から1/5でもこの家と土地を売った方がいいという方向に進んでいました。一応、夫に経緯を話すと

夫「え、そんなに安いの」「そんなに安いなら売らないほうがいいんじゃないの」

私「でも私たちは遠方だからメンテできないし、ただ使わずに保有しているだけで固定費かかるし、いざ住むとなってもこのままじゃ住めないんだよ」

夫「君も働いているんだし、買い手が提示している価格くらいだせるでしょ。年間の維持費くらいもだせるでしょ」

私「問題はそこに本当に住むかどうかと住むとしたら耐震工事もしくは立て直しということになって、そこは私ではどうにもならない。もしどうしてもキープしたいのならあなたに援助してもらわないと。。。」

夫「XXXX円(買い手の提示価格)も持ってないの?年間の維持費だってXX万くらいなら君なんとかなるでしょ。」

私「。。。(おんなじこと言ってるし、肝心の耐震リフォームや建て替え、それをする価値があるかどうかって話にならない)」

ここら辺であれっこの人身銭切ってないな、と心の中で思いました。まさしく今回はお金の話なんで身銭がしっくりきます。そして住めるようにするには耐震リフォームするところに一番コストがかかり私の財力では無理、と言っているのに夫は自分がリスクとるとかとらないとかなんの言及もなしに「そんな安い値段で手放すなんてもったいない」という身銭を切っていない発言、と冷静に分析できました。その結果何か腑に落ちなくて怒るということはなくなりました。

こういう難しい本もチャレンジして読んでいると日々の生活の中でこういうことなのかな、とふと思うことができ、とても充実した気持ちです。

 

今日もありがとうございました♪